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イタリアの美術館は,美術館といいながら,美術品の展示目的に建てられた建物ではないことがほとんど.修道院,教会,総督の居城,礼拝堂,市庁舎….そういう場所に掲げられる絵は,「見に行く」というよりも,「包まれに行く」という感覚, フカフカの絨毯ではなくて煤けた板張りの床,こないだ固めたコンクリートではなくて何百年も前の大理石,錆びた真鍮,ほこりをかぶった鉄格子….長い長い時間を経たものだけから出てくる空気を吸い込んで,色も額縁もすっかり褪せた絵と向き合う時間・・・それって,イタリアだからこそ味わえる極上の贅沢. で,今回の旅,私のなかではTop Priorityだったアカデミア美術館は,私のその「包まれたい欲求」を見事に,完璧に,満たしてくれました.ベニスルネッサンス自体どちらかといえば地味,作品はほとんど宗教画(これまた地味系な)のオンパレードで退屈になる人も多いと思うし,大作のほとんどはナショナルギャラリーやルーブルに持っていかれ(泣),残ったものは正直「なんだかなー」というものもたしかに多かったけど・・・. それでも,いや,だからこそ!ソフト(作品)ではなく,ハード(展示環境)の重みがずっしりと響いて.かつては教会の集会所だったという第1室.この部屋(ハード)で見たベネチアン・ビザンチンの祭壇画(ソフト)の威力!ビザンチン好きにはたまらない,たまらない,くぅーっとクるものがあって(すいません,文章化できない感動),のっけからやらたのであります… 写真は,美術館横のアカデミア橋から撮った大運河.この写真にそっくりの絵がそこかしこに. 歴史は生きている,美術も生きている!実感できた美術館.
by septfilles
| 2007-02-21 19:44
| ART
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