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ボルシチに使われる赤いカブ(の仲間)、ビーツ(Beetroot). フランスの学校の学食で毎日このビーツのサラダを食べさせられて以来、深いトラウマになってずっと敬遠していた野菜なのですが、最近お友達が、「フレッシュのを買ってきて、自分で煮るとおいしいよ!」と教えてくれたので、1歩近づいてみることにしました。
見た目はほんとに赤いカブ。最近、一方的に勝手に尊敬申し上げている善右衛門さんなら、マクロビオティックのテクニックで、皮や葉っぱまでちゃーんとおいしく調理して召し上がるんだろうなぁーと想像しつつ、出来ない私は皮を剥いて葉っぱも取って(残念)、ワインヴィネガーとちょっとの砂糖、ローレルを入れて煮てみました。火を通しすぎると、トラウマになった缶詰・瓶詰のビーツの歯ざわりになってしまうような気がして、途中なんどもお箸を刺して、固さを確認! 完成したのはこちら。この見た目、キラキラの赤!添えたクレソンの緑なんてすっかりくすんじゃうほどの鮮烈な色に驚きました。(ちなみに、まな板もナイフも私の手も真っ赤)お味のほうは、10ウン年前のトラウマを吹き飛ばす、全くのベツモノ! やっぱり、なんだか具合悪そうな紫色になった缶詰のビーツじゃあ、食欲も湧かなかったわけよね、、、と今さら納得。こんなに力強く美しい自然の色、人間には決して作れない、どんな芸術よりも心をうつ本物の色に感動しながら、トラウマを克服した一夜なのでした。
by septfilles
| 2006-01-13 06:53
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